ずいぶん前になってしまいましたが、先月のしのばず一箱古本市の事を備忘録として書いておきます。


不忍ブックストリート | 本と散歩の似合う街


わたしが行ったのは一日目、4月28日(土)です。
時系列に書いていきます。


10:20 田端駅到着 

小さい改札から出たかったがスイカに残金がなく、かつ小さい改札はチャージできないらしいので大きい改札までぐるんと回りチャージしてからまた小さい改札に戻って出る



10:30 石英書房到着     

石英書房さんのブログ 「石と古本 石英書房」の日々


開店直後に潜入。幅広いジャンルの本あり。個人的に好きな本が多かった。

購入。

ハワイ島アロハ通信 (ちくま文庫)

ハワイ島アロハ通信 (ちくま文庫)

350円。ナイス。

購入後、石英書房店主さんに頼まれてもいないのに「もす通信」を渡す。




11:00  歩いて日暮里方面へ。坂をじょんじょこ降りるのが楽しかった。

①花歩
 牧野さんが似顔絵かきをしていた。モデルは青秋部のNさん。青秋部Iさんが近くにいたので声をかけご挨拶。マルイケハウスでアジアンカフェをやっている話になり、「もす文庫のお友達だという方がカフェに来たよ」という話になる。東京在住の友人Mさん家族のことだ。
雲の上の下でのフリペをもらう。似顔絵かきをもう少し見ていたかったが時間があまりないので歩き出す


②古書ほうろう
ここは8箱と店主さんが多い。駄々猫舎さんに見つからないように(謎)こっそりと店内に入る。入り口にほうろう店主さんお二人がいたのでご挨拶。念願の萬福亭コーヒー豆入手(たしかケニアの豆)。おいしゅういただきました。ブラックで朝に飲むのに最適です。


萬福亭さんのブログ http://d.hatena.ne.jp/mampuku-tei/



棚の配置が若干変更したようで、何度かぐるぐるしたがようやく食に関するエッセイの場所を見つける。しばし店内を見て外へ。




駄々猫舎さんに挨拶。

駄々猫さんのブログ 

駄々猫舎☆活動記録



弟さんと名乗る方(弟さんなんですが)が一緒に店番してらした。今回は痕跡本がテーマの箱ということで、サイン本や書き込みありの本なんかが大集結。佐々木マキさんのサイン入り絵本を駄々猫さんに見せてもらう。ムムム、これはなかなか貴重な!買おうか迷ったが絶対売れるのでパス。弟さんから出品本リストを見せてもらう(次回でるときはリスト作るのもいいかなぁ)。石井さんの本が気になり出してもらう。

巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)

巴里の空の下オムレツのにおいは流れる (河出文庫)

未読。ハードカバー時代から気になっていたが買えずにいたのでうれしい。300円。駄々猫さんありがとうございました!付箋で謎のメモ付き。
とみきち屋風太郎さんがどこかで助っ人していないか聞いてみたら、貸し原っぱではないかという情報を得、脳内にメモ。




谷中銀座を通る。ビールにメンチカツ!と思ったが本を見るので手が油になっちゃうなぁなどと優等生なことを考えざくざく歩く。猫は見なかった。




③古書信天翁
さじこやのジュンコさんに再会! 

ジュンコさんのブログ http://flat.kahoku.co.jp/u/junko/



前にブックブックセンダイの一箱でお世話になったのです。そういえば地震の一週間ほど前、偶然仙台の喫茶ホルンでお会いしたなぁ。そのときは6月の一箱にでまふ!などと威勢のいいことを言っていましたがかないませんでした。原発事故の話などをし、本を見せてもらう。ハードカバーにお手製イラストカバーをつけていてベリーキュート。そちらも気になったが絵本を1冊購入。200円。

裏には谷川賢作さん作曲の楽譜が載っている。谷川賢作さんのピアノは、谷川俊太郎さんの朗読会で一度聴いたことがあるのでなんだかうれしい。すてきな本をありがとうございました。




さじこやさんの横にはよみます書房さんが出店。外国文学の箱。いろいろおすすめを教えてもらう。一冊購入。

ナンバー9ドリーム (新潮クレスト・ブックス)

ナンバー9ドリーム (新潮クレスト・ブックス)

一度図書館本で読んでいて、再読したいが文庫待ちでなかなか文庫にならない(たぶんならない)。ウロウロ迷って購入。600円。いま再読中でボーリングのところ(ここ最高に気持ち悪い場面)。ありがとうございました。





④貸原っぱ音地

日暮里駅へ向かう道を途中で右に曲がって朝倉彫塑館のあたりを過ぎて原っぱ到着。ここは昔一度出店した。原っぱは空間が開けていて気持ちいい(だから晴れると猛烈に暑い)。

入り口に助っ人でお仕事中のとみきちや風太郎さんに会う。

風太郎さんのブログ 〈本と音楽〉 風太郎の気ままな水先案内


わ、先週のみちくさ市にも出店されたんですね。いやはやすごい。
秋の一箱でお渡しできなかったもす通信を渡す。作家田中英光田中光二の話などをする(風太郎さんからは前に田中光二『オリンポスの黄昏』をいただいているのでした)。またどこかの一箱でお会いしましょう!ありがとうございました。




屋号を忘れてしまったが、入り口付近に出店の方(出店者一覧を見ると「ひまりとかずとき」さんかもしれません。間違えていたらスミマセン)から一冊購入。

帰って来た猫ストーカー

帰って来た猫ストーカー

最近マイブームの(今頃ですが)浅生ハルミンさんの名著。未読だけど。前作の猫ストーカー本はちゃんと読んだのよ!映画も新宿に見に行ったよ!文句ある!(逆切れ)

帰りに電車で少しだけ読んだが非常におもしろい。阿佐ヶ谷の喫茶店で知人と猫の話をしているあたりでストップ。これは電車で読むのにしばらくとっておこうと思う。



たぶんこの時点で12:20くらい。駆け足で午前中だけの一箱だったが十分楽しめた。みなさまお疲れ様でした!


今回お客として回ってみて気づいたこと

・店主はそんなにがんばらなくていい
今までずっと出店していて、お客さんにいろいろ「こう説明したい」とか「こうやっていては失礼」などと考えていたが、自分が思うほどそんなに心配しなくていいんじゃないか、ということ。たとえばわたしが歩いたのはお昼時で、店番しながら何かを咀嚼している(食べ物を食べてるってことですが)方が数名いらしたが別に気にならなかった。「あ、お昼だもんね」くらいで。本気食いでケチャップ振りまいているとかだったらまずいけど(路上だし本のイベントだしお客さんの食べながら買い物も禁止されているし)、常識的な範囲なら別に気にならない。

・あんまり接客されなくてもいい
今回駆け足で回ったので、素通りしたお店も多かったのもあるが、店主さんに声をかけられなくてもそんなに気にならない。知人が箱を見に来てくれたとき、一般のお客さんの前に話し込むのもなぁ、と思っていたがちゃんと視点を高くしておけば(たとえば買いたそうにしているときにすぐ気づく、とか)そんなに気にしなくてもいいんじゃないか、ということ。

というところでしょうか。秋のもす文庫出店は未定ですが、今後一箱等に出る機会があれば生かそうと思います。ビバ!適当店番路線!(失礼のないようにやりますけど)


これにて一箱レポート終了!ドロンちょ!







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