インシテミル (文春文庫)

インシテミル (文春文庫)

高額時給につられて集まった12人は、七日間の実験に参加することになる…

つーかこの時点でヤバイでしょ!危ないでしょ!気づけよ!というお話。
怖かったけれど読み終えました。

ネタバレはしませんがちょこっと感想。予備知識なしで読みたい方はご遠慮ください。



<暗鬼館>に入った最初の数日の描写は非常に怖かった。しかし終盤、語り手、結城の脳がいきなり冴えだす(笑)
このあたりから怖さはなくなった。いわゆる「ミステリー」というものに対する感覚の違いみたいなあたりはメタ小説っぽくてこれはこれでおもしろかった。しかし個人的に、なぜあの人物が犯人になりえたのか(あるトリックが使われているのだが、そんな綱渡りが可能なのか?その人物にミステリーの知識はあったのか?実験のことを詳しく知っていたのか?など)疑問が残った。

で、映画になってます。公式サイトもありました。
登場人物の性格、人数なんかは若干変更になっているようです。おもしろいかなぁ。若干気になります。