母性

母性

図書館本。
先日読んだ湊さんの『往復書簡』がおもしろかったので借りてみた。

最初に女子高生の自殺未遂事件が起きる。その後、その母親の手記、未遂当事者である娘の手記が交替でつづられていく。母と娘に何があったか。祖母との関係、父親はどうなっているのか…というお話。

個人的には『往復書簡』のほうが好きだがこちらもおもしろく読めた。愛情たっぷりに育てられることは、見方を変えると怖いことなのかもしれない。いやいや、おぼれるほどの愛情は必要なのだけれど。