読了。

ほとんど記憶のない女

ほとんど記憶のない女

表紙はマグリットの絵。図書館で借りて読んだ。いろんな長さの文章がたくさん入っている。3行くらいで終わるのもあれば数ページにわたるものもある。オニオンパイが出てくる文章、どこかでこんな話を読んだぞ、幻か?と思っていたら・・・(あとがきをぜひ読んでください)。リディア・デイヴィスという作家は、この人だったのか(あくまで教えない、本屋や図書館で確認してください)。知らなかったのは私だけか?
率直に言って、おもしろいのあれば全然意味の分からないものもあります。そこをぐっとがまんして読み続けて、あ、おもしろい、この文章、と思うとまたつまらなくなる。その繰り返し。「ヒマラヤ杉」「刑務所のレクレーション・ホールの猫」「グレン・グールド」がいい。平坦な文章の中に、作者のきつい目が隠れているというかんじがした。散文、なんでしょうか。この本は。難解。


夜、少し時間があったので手紙を書こうと思ったが、ソファで眠ってしまった。


アンテナ、追加。もさ夫さんの日記。


ばんごはんは、きのうの残りのグヤーシュスープ。すごくおいしい。