読了。

ゼロになるからだ

ゼロになるからだ

 先日古本屋で購入した本。小説コーナーにほっそりとしたたたずまいでひそんでいたのが印象的。表紙もいいし。そしてちょっとたてに長い。
覚さんというかたは、千と千尋の主題歌の作詞をした方で、谷川俊太郎さんと朗読会をしたりライブで歌を歌ったりいろんなアーティストに詞を提供したりしているようです。
そんなこと知らず読んでみたら、非常におもしろかった。散文のような短い物語や詩が収録。「鬼の素」「雪解け」「拝啓 陶芸家様」が好き。
昨日の日記で、太宰さんの話をしたところ、この本に玉川上水でどうのこうのという一節が出てきて、バスの中で読んでいてびくっとした。


帰りの電車、横のおじさんの耳が赤かった。


ばんごはんは、きのうの残りの鶏肉ときのこのクリーム煮、ゆでたまご