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- 作者: 柴崎友香
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2005/11/01
- メディア: 文庫
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ということで、そこそこおもしろい。まあ、でも『きょうのできごと』のほうが好き。
大学のある街に。センターから宿舎まで歩く。天気もいいし、厚着もしてるからばっちり。外国の方が信じられないスピードで自転車をこいで通り過ぎていく。この街はこんな感じだ。
落ち葉の湿ったにおいがする。おじさんかおばさんかどっちかわからない人が、落ち葉を大きなビニール袋につめて、おしりでぎゅうぎゅう押しているのを横目に通り過ぎる。
宿舎でねこと遊び、平砂スパーの横の道を通り、犬みたいな大きさのねこをみかけ(とは言っても最近は金魚くらいの大きさの犬もいる)、昔住んでいたアパートを見物。
昔はあってはならないくらいひどいオレンジ色だったのに、変なクリーム色に塗り替えられていた。竜の巣、という謎のバーが地下に入っていたのに、謎のインド料理屋になっている。ムトゥみたいな店員が出迎えてくれそう。
ひがし大通りを歩き桜へ。ぷらぷらしているうちに雨が降ってくる。
大学院に行っているY君に会う。Y君は相変わらずいいかんじだ。おもしろい。しばらく話をして二学食堂で本を読む。六時にお世話になった先生に会いに行く。カナブン、前の号にのせた、てる子さんという料理人のお話について感想を言ってもらい、ひどくよろこぶ。スカートをほめられる。ワンピ部創設したかいがあったってもんだ。
夜はTさんの部屋に泊めてもらう。Tさんありがとう。
購入。