青空感傷ツアー (河出文庫)

青空感傷ツアー (河出文庫)

前に読んだときより断然おもしろくて驚いた。バスから景色を見ながら、ああ移動してるよと感じながらだったからかしら。ネオちゃんの強烈なキャラクターもおもしろく読めたし、主人公の気持ちにもだいぶ寄り添えた。正恵さんに説教されるとこは、前と同様泣けた。あんなこと、わたしでも言われたくない。
ということで、そこそこおもしろい。まあ、でも『きょうのできごと』のほうが好き。

大学のある街に。センターから宿舎まで歩く。天気もいいし、厚着もしてるからばっちり。外国の方が信じられないスピードで自転車をこいで通り過ぎていく。この街はこんな感じだ。
落ち葉の湿ったにおいがする。おじさんかおばさんかどっちかわからない人が、落ち葉を大きなビニール袋につめて、おしりでぎゅうぎゅう押しているのを横目に通り過ぎる。

宿舎でねこと遊び、平砂スパーの横の道を通り、犬みたいな大きさのねこをみかけ(とは言っても最近は金魚くらいの大きさの犬もいる)、昔住んでいたアパートを見物。

昔はあってはならないくらいひどいオレンジ色だったのに、変なクリーム色に塗り替えられていた。竜の巣、という謎のバーが地下に入っていたのに、謎のインド料理屋になっている。ムトゥみたいな店員が出迎えてくれそう。

ひがし大通りを歩き桜へ。ぷらぷらしているうちに雨が降ってくる。

大学院に行っているY君に会う。Y君は相変わらずいいかんじだ。おもしろい。しばらく話をして二学食堂で本を読む。六時にお世話になった先生に会いに行く。カナブン、前の号にのせた、てる子さんという料理人のお話について感想を言ってもらい、ひどくよろこぶ。スカートをほめられる。ワンピ部創設したかいがあったってもんだ。
夜はTさんの部屋に泊めてもらう。Tさんありがとう。

購入。