河岸忘日抄

河岸忘日抄

図書館本。あまりおもしろくなかった。異国、河岸につながれた船で暮らすわたしの漂う思考。Kの話なんかはだいぶおもしろかったし、郵便配達夫、大家との会話はだいぶいいんだど、いつまでたっても全体が見えなかった。というか、物語はどこか遠くでふわふわしていて、それにわたしの思考がついていかないのだろうか。どうにも読了という気がしない。哲学的な話が多く出てきて、難しかった。
この方の本では『雪沼とその周辺』の「スタンス・ドット」が一番いまのところ好きだ。

ばんごはんは、ほっけの開き、ほうれん草となめこのおみそ汁。