2007-01-31 ■ 日本の小説 河岸忘日抄作者: 堀江敏幸出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/02/26メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 104回この商品を含むブログ (121件) を見る図書館本。あまりおもしろくなかった。異国、河岸につながれた船で暮らすわたしの漂う思考。Kの話なんかはだいぶおもしろかったし、郵便配達夫、大家との会話はだいぶいいんだど、いつまでたっても全体が見えなかった。というか、物語はどこか遠くでふわふわしていて、それにわたしの思考がついていかないのだろうか。どうにも読了という気がしない。哲学的な話が多く出てきて、難しかった。 この方の本では『雪沼とその周辺』の「スタンス・ドット」が一番いまのところ好きだ。ばんごはんは、ほっけの開き、ほうれん草となめこのおみそ汁。