傷口にコーラ

電車で昨日借りた写真集をめくっていた。なんだかおもしろかった。あと一駅ってところで見終えてしばらく目をとじた。
乗り込む前、ひどくのどが渇いて、しかも炭酸が飲みたくて、しかもそれはいわゆるビールのことなんだけど、駅のホームで缶ビール飲んでいる姿を親が見たら泣くと思ってやめた。で、オロナミンCにした。コーラが飲みたくなった。赤いコカコーラってやつが。


大学の頃、友人からコカコーラを30本くらいもらった記憶がある。記憶は変わっていくものだから、本当は20本くらいだったんだと思う。毎日風呂上りにコーラを飲んで窓をあけてロボットビルやら黄色いラーメン屋やらをながめた。あれは夏だったのだろうか?


正確な時期を特定しようと考えてみたところ、おそらく大学2年の初夏、夏休みより絶対に前、ということが判明した。あのころ、わたしの骨は溶けかけていただろう。