婚礼、葬礼、その他

婚礼、葬礼、その他

津村さん。最初の「婚礼、葬礼、その他」を読了。友人の結婚式に会社の上司の父親が死んだから有無を言わさずそっちに行かなきゃならない、という女性のお話。
ひとを呼びつける才能が無い、ひとに呼ばれるばかりだ、という気持ち、少しわかる気がする。自分は周辺にいる、という感覚。

やたらとトイレに行きたくなってしまう男性やら、スピーチでへべれけになっている男性、葬式での妙な修羅場とか、なかなかおもしろかった。シンガポールチキンライスが食べたくなった。
いらいらしているのにそれを口に出さない主人公、津村さんはうまいと思う。