■
- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/10/30
- メディア: 単行本
- 購入: 4人 クリック: 442回
- この商品を含むブログ (447件) を見る
桜庭さんを初めて読んだ。まあまあおもしろかった。
まもなく結婚する20代の花。若い父。父は、私の男だ…という話(おおざっぱですみません)。
冒頭がすばらしかった。あの書き出し。ちょっと泣きそうになってぞくぞくした。あの部分だけでこの本のおもしろさは十分伝わると思う。
支配するとか、所有するとか、ひどく利己的な言葉のような気がするが、この2人はお互いを所有することで生きているというか死んでいるというか、ミイラになっていたんだと思う。
けっこう体力吸い取られるので、体調の悪いときは控えてください。映像化不可能だろうなー。桜庭さん、次はこれを読もうと思う。
- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2007/12/23
- メディア: 文庫
- 購入: 4人 クリック: 82回
- この商品を含むブログ (225件) を見る
桜庭一樹さんの公式サイトをのぞいたら、日記があったので読んでみた。アイフォンと格闘しているところが笑えた。いやはや、電化製品は苦手だなー触ると壊れるし。
しかしながら、『私の男』と聞くと、これを連想してしまう。