ラブリー・ボーン

ラブリー・ボーン

わたしはスージー・サーモン、14歳。わたしは14歳で殺された。
死んでしまったスージーが見る、残された家族の姿。


予想していた話と違った。え!ってなった。


さっきお風呂に入りながら考えたのだが、この終わりかたでよかったのかもしれない。

死の受け止め方は、人間によって違う。同じ家族であっても。つらい出来事を風化することで生きようとする者、事実を受け止め涙にくれることで生きる者、死んだことを受け入れないことで生きていく者。そのどれが正しいかなんて別にどうでもいいことだ。


悲しみの温度差があってもいいのだ。たぶん。