図書館の神様 (ちくま文庫)

図書館の神様 (ちくま文庫)

この表紙の絵、妙な遠近感がたまらん。


4月のしのばず一箱古本市で、とみきち屋さんから買った本(ありがとうございました)。

再読だが非常に面白く読めた。
垣内くんと主人公(先生)の会話がおもしろい。とくに、車のドアの話と鼻血の話のところが。
あと、恋人の描写。このひとがなんというか滑稽というかなんというか、おばかで笑った。

うまく言えないが、「子どもは元気に」「友達をたくさん作れ」「スポーツしてこそ青春だ」とか、そういうのは正論かもしれないけれど(心身発育の面から)、それは一面に過ぎない。その時期に、やりたいこと、やるべきことというのをやることがいちばんいい。

表面的に見えづらい成長ってあると思うし。

あえて言うなら、日本十進分類法を無視するのはどうかと思うが、そこは別にいいか。

見えない誰かと

見えない誰かと

幸福な食卓 (講談社文庫)

幸福な食卓 (講談社文庫)

瀬尾さんは、ほかにはこの2冊しか読んでいないので、いろいろ楽しみだ。


図書室が舞台って、ほかには、

ぼくは落ち着きがない

ぼくは落ち着きがない

スクランブル (集英社文庫)

スクランブル (集英社文庫)

(↑? これは文芸部の話だったかなぁ 覚えていないがたぶんうちの本棚にあるのでそのうち確認します)

とかでしょうか。