二日目その2(香川)
こんなんやってますが。
直島到着後、ひたすらかぼちゃを満喫。少し離れたところからかぼちゃを眺めていると、「あのー」と30代後半〜40台のカップルに声を掛けられる。
「宗教か!」と身構えたが、コンパクトデジタルカメラのシャッターを押してほしいと言う。うう…なんか立派なカメラ持っているが全部オートで取っているんだよ、わたしは…いっぱいブロガーチックな一眼持った美大風男子や女子がいるのに…と思いながらも渾身の思いをこめてカメラのシャッターと心のシャッターを切った…(つまりぽちっと押したってことです)
といろいろ言ってますが、フェリーに乗っているときからカメラ人口多くてびっくり。オリンパスペンたくさん見かけた。誰か持っている人、どんな感じかいじらせてください。
港でバスの時間を確認して宿へ。
この細い道に入って少しあるくと、
出た!
「ゆ」が天に突き刺さる!
これが今回の目玉のひとつである直島銭湯だ!
大竹伸朗さんイカス!
銭湯に心奪われつつ宿へ。「志おや」さんというお風呂のそばに宿泊。
親切なおかみさんだった。荷物を先に預かってもらい、再び港へ。
宿。
港のガラス張りの観光案内所の中にあるカフェテリアでうどん。400円。わりとおいしかった。
カフェテリアは、ソフトクリームを食べている自分達を写真におさめようとするカップルなどで浮かれまくっていた。そうさ、かぼちゃがそうさせるのさ!
バスで地中美術館へ向かう。バスの運転手さんが運転しながらナイスなガイドぷりでたまに間違えながら島の様子を解説してくれるのが楽しい。5分か10分で地中美術館到着。
しかしまさかの整理券配布。
…
入場制限しているらしく、整理券が配られ、入場できるのは3時からとなった…(このとき1時半ごろ?)
やることがないので、一番近い、歩いていけるリーウーファン美術館へ。
http://benesse-artsite.jp/lee-ufan/
途中、カナヘビに遭遇してなぜか狂ったようにシャッターを切る。よく考えれば電池なくなるぞ。
ぴかぴかだ
妙な石のオブジェとかある空間のずっと奥に美術館がある。
煙突ではありません
中は撮影禁止なので上のホームページをご参照あれ。
なんか現代アートだった(こんな感想でスミマセン)
3時になりようやく地中美術館に潜入。
http://www.benesse-artsite.jp/chichu/index.html
中は撮影禁止です。
なのに撮影しようとする旅行者がいて、その人はわたしの前を歩いていたのだが、わたしがじろじろ見てたのでやめて、またわたしが見るとやめて、を繰り返していた。しばらく歩いていってもそのひとはこなかったので、途中で鬼に食われたのだと思います。
ええと、モネの睡蓮がよかった。あとまるいオブジェのある部屋(ウォルター・デーマリア、かな)。しかし全部触りたーい感じの形にできているのにこれまたもちろんタッチは禁止なのでフラストレーションたまる。
中でも何箇所か微妙に待つ場所があったりして時間をくう。奥のほうにあるカフェでジュースを飲んだ。
ちょうど今の時期は瀬戸内国際芸術祭というのがやっていて、その共通チケットを首にさげたひとがいっぱいいた。
直島ではないが、これが非常に気になるのだ。
http://setouchi-artfest.jp/artwork/33_christian_boltanski/
ふふふ。小川洋子さんの小説みたいだ!!
とのんきな感じで観賞しているのだが、
ますぼんの悲劇は、まだ終っていなかった…
悲劇と言ってもたんにわたしの勘違いなのだが。
地中美術館のほかに「家プロジェクト」を楽しみにしていたのだ。「家プロジェクト」の終了時間はなんと4時半。はじめに「そんなに早く終っちゃうのか〜早いなー」と思ったのだが、そのあとで地中美術館が6時終了(うろ覚え)だと知り、「こっちもそれなりに早く終るなー」と上書きしてしまった。
で、冷静に考えれば「家プロジェクト」→「地中美術館」と回るとか、地中美術館で整理券をとったあと家プロジェクトに行くとかして時間をうまく使えばよかったのだが、すっかり忘れていた。
地中美術館を出たのはすでに4時半を過ぎていて、家プロジェクトが見られん!なんと!
バスは走っているのだが、島を一周循環しているわけではなく、いちど降りて乗り継がなければいかないため、若干不便。
家プロジェクトの「はいしゃ」が見たい、という一心で、バスに乗る。
バスの運転手さんに「黄色いかぼちゃの近くってどのバス停ですか」と聞くと、近い場所で停めてもらえた。
黄色いかぼちゃは赤いかぼちゃより小さくて中には入れない。
そしてなぜかぼちゃ遠景の写真がないのか…
(おじぞうさんのように落ち込むますぼん)
!
遠景のかぼちゃ写真、あった!!
再びバスを待ち、家プロジェクト(もう閉まってる)へ。
大竹伸朗さん作「はいしゃ」
中は入れなかったがやっぱりきてよかったとおもった
はいしゃの写真をとってわりと機嫌が直ってバス停へ向かったのだが、なんと次のバスまで1時間以上ある。うう。
仕方なく宿のある港まで歩くことにする。所要時間、約20分。
夕方で少し涼しくなっていたから歩けたけど、真昼だったらムリ。
しかし歩いたおかげで、ノーマークだったかっこいい学校(なんか建築家さんが設計した建物らしい)が見られたり、たくさん亀がいる池が見られたりした。「おー、亀だ!」とテンション上がると、池の亀たちがこっちに向かってみんなして泳いできたので若干恐怖を感じた。亀よ、スマン、なにもわたしは持っていないよ、ただ呼んだだけだよ)
ただ呼んでほんとスミマセンでした
(つづく)