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- 作者: 柴崎友香
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2010/09/23
- メディア: 単行本
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後半の書評でまだ読んでいない本のものは飛ばした。
食べ物について、旅行について、ファッションについて、テレビについて。非常におもしろかったと思う。
旅行について、面倒くさいという感情。小・中・高のころ、「修学旅行は楽しみだが、旅のしおりを見ながら準備をしていて、わすれものがないかハラハラするのですでに疲れてしまう」というわたしであったので、共感する部分は多かった。
そのほか、お酒の失敗談など、素でおもしろいことをさらっと書いてしまうのはさすが柴崎さん。『ショートカット』という短編集で、「パーティっていったいどこでやってんの?」というくだりがあって、すごく好きだったのだがそれについても書かれていた。
料理について。おおざっぱでレシピどおり計って作らない。うん、わかる。大さじとか小さじとかいちいち使うの面倒だし洗いものが増える。どぼどぼって適当に入れてしまうよ。
そんな性格だから、わたしはお菓子作りが苦手だ。というかあまりやらない。小学生のとき、やはりバスケットボールクラブでボールを壁に向かって投げたりしないで、家庭科クラブに入るべきだったのかもしれない。そう、お菓子は計れないことには作れないし、おおざっぱにやるとふくらまなかったりする。
しかしわたしは最近計りを買ったよ。ニトリで。思ったより安くてびっくりしたよ。先日ベーグルを焼いたら、なんだか白かったよ。おばあさん!白パンよ!(ハイジより引用)
柴崎さんが850円のケーキを見て「ほとんど千円やん!」みたいにつっこむところが笑えた。今日、ちょうど大きなスーパーで850円のケーキを見たからであった。