三面記事小説

三面記事小説

何度も言っているがカクタさんの小説は怖い。日常ホラーだ。この本には、夫婦や恋人や家族の恐ろしい部分がたくさん描かれていた。
後半の、「赤い筆箱」という短編。学校で友達がいない姉と、交友関係が広く遊び回っている妹の話。語り手は姉なのだが、彼女がほんとうのことを言っているのかどうか最後のほう怪しくなってきた。
健やかなときにお読み下さい。


ヨミカケ。