カッコウの卵は誰のもの

カッコウの卵は誰のもの


元スキー選手の緋田。彼の娘、風美はたぐいまれなる運動能力を持ち、スキーのトッププレイヤーになりそうなホープ。そんな2人にスポーツ遺伝子を研究する人間が、親子の遺伝子を調べたいと申し出た。かたくなに断る緋田。その理由とは、なんたらかんたら…



おもしろかった。
東野さんの作品は安心して読める。こう、どんでん返しもあるけれど絶対に語り手の精神病オチでないようなところが。
ちょっと不明だったのが、緋田の奥さんの心境。ここは類推するしかないのか。

最近の東野さんだと、マドンナの救済がいちばんよかったかなぁ。