物見遊湯

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先日NHKの番組を見た。「ネットワークでつくる放射能汚染地図〜福島原発事故から2か月〜」という番組。

【ETV特集】「ネットワークでつくる放射能汚染地図~福島原発事故から2か月~」2月12日(日)午後4:05総合テレビで再放送


再放送を二回もやってくれるという太っ腹。もう原発なんてどうでもいいという方は見ないでしょうが、関心ある方はぜひと個人的に思う。いい内容だとあちこちで評価されているらしいのだが、もっと突っ込んでほしかった。だいぶ踏み込んでいるとはいえ、決定打がほしい。とくに、「もう大丈夫だ、原発ないと電力足りないんだ」などと簡単に言う人にはもっとがつんと言ってやらなければわからないと思う。「お孫さんが5年後、10年後に病気になるかもしれないですよ」という言葉は今タブーなのか。「がんのリスクはタバコと一緒ぐらいだ」とかだと全然通じない。
死んでしまった大量のニワトリ。あの養鶏場の人に、「原発の音恩恵受けてたくせに」とか言えるか。あの餓死したニワトリは、人間の姿だ。毎日放射線を浴び続けてDNAが破壊されていく人間の姿だ。さらに言うと、なぜあの犬や猫は取り残されなければならないのだ?なんかおかしくないか。



そして月曜日の「トクだね」にはがっかりした。飯舘村の計画的全村避難の取材。飯舘村から避難するある家族に密着。避難先はなんと驚きの二本松市。先日、こどもの20ミリシーベルト問題で二本松市の公園の放射線値が高いって報道したばっかりなのに。避難した家族はこどもを二本松の公園でのびのび遊ばせてしまっている。

これでいいと思ってるとしたら、先日の20ミリシーベルト問題も、ただ放送しただけなのだろう。取材した方はわかっているのかもしれないが、スタジオがあんな調子ではだめだ。非常にがっかりした。所詮対岸の火事にすぎないのだ。テレビに期待するのはもう無理なのか。



今日国会で武田邦彦氏が参考人として招致されしゃべったらしい。ツイッターなどから発言を見ると、今までと主張は変わらず。