藁藁



2011年7月27日 (水) 衆議院厚生労働委員会放射線の健康への影響」


児玉龍彦氏(東京大学先端科学技術研究センター教授 東京大学アイソトープ総合センター長) による懸命な説明。
えらい先生の中にもまともな先生がいらっしゃるのだなぁと思う。プルトニウムは安全とか言っている先生に聞かせてあげたい。

だいぶ難しい内容だが、こどもの安全を!とおっしゃっているところ(南相馬では子供をスクールバスに乗せて、わざわざ高線量の場所で授業しているらしい。本当ならこれはどうやって償うのか?)、こどもを守る新しい法律を作ってほしいとおっしゃっているところ、緊急的な除染(雨どいとか滑り台の下とかの緊急除染)と恒常的な除染(いくら雨どいだけを掃除しても広範囲で汚染されているのだから、それだけでは空間線量は下がらない。民間の力を使って恒常的に除染すべき)が必要だとおっしゃっているところなど、はよく分かった。

そしてどうでもいいのだが、児玉氏、だいぶ時間を気にしてしゃべってるのが動画を見るとよくわかる。ときおり、ちらりと斜め上を見ているのだ。たぶん時計だと思う。



最近気になっているのだが、私立の高校や中学、幼稚園なんかはわりと除染をがんばっている(もちろん公立でも力を注いでいるところはいくつもある)。しかしもともと、子どもを私立に通わせている家庭は、わりと金のある家だろう。母子のみ避難で生徒はどんどん減っていくはずだ。私学への補償はされるのだろうか。


ふと思う。夏休みが終わって、もし担任の先生が退職していたら、生徒はどう思うだろうか。小さい子供を抱えた先生や、まだ新人の先生は退職して他県へ移ることだってあるだろう。2学期から産休や育休明けで復帰するはずの先生が戻ってこなかったら?



戦前の日本は、こどもだけは疎開させてたのよね…
だから復興できたのでしょうね。


いやー、参っちゃうなー(笑)




全然話は変わるが、犬猫殺処分の問題を最近よく考える。ガス室に送られる間際の犬の表情とか、動画や写真を見るとずしーん、どよーんとする。このずしーん&どよーんを、動物を飼う人には定期的に味わわせなければならない。

飼うときはもちろん、自分がその動物を保健所に持ち込むとか山に放してくるとか考えないだろう。しかし実際にそうする人がたくさんいるわけで。

動物を飼う人への免許制、講習の義務付けなんかが必要ではと思う。年に一回でも、殺処分を扱った映像を見せてずしーん&どよーんを経験させれば少しは殺処分が減るのではないか。あとは飼う前にも。子どもにだってちゃんと見せたほうがいい。たとえその恐怖で眠れなくなったり怖くてトイレに行けなくなったりしても。

それと、保健所に持ち込んだときには、飼い主自身にスイッチを押させて遺体をそのまま片づけさせるとか。












木曜日、雨。燃えるごみの日。掃除、洗濯。



最近床にごろごろ転がっている(ベッドやソファがない)せいか、体のあちこちをダニみたいのに刺された。ちゃんと掃除しているのに…

たぶんこの部屋、ずっと空き部屋だったんじゃないかと思う。そして近くに川があり田んぼも多いから虫が多い。相当な頻度で自転車乗っているのに毎回クモの巣が張る。使っていないで放置されている自転車いっぱいあるんだから、そっちに張ればいいのにわたしの自転車(ビリジアン号)大人気。クモにだけど。そして部屋の中にも窓の隅っことかすぐにクモの巣が。


ということで床掃除を念入りにしてみた。ビビネコがダニとかノミとかにやられたら大変だもんね。もちろん放射線も。猫の被曝はかわいそうすぎる。




最近ある記事で「セシウム牛が問題になり福島県の牛が出荷停止になったが、それは市場に出回る牛肉の安全を強調するため。わたしたちは国産牛肉を食べて応援しよう」的内容を読んだ。ちなみに宮城県でも出荷停止になった。

考え方とか放射線への恐怖の個人差があるのはある程度仕方ないとして(仕方ないとは本当は全然考えていないけれど)、3月から国の示す安全基準や「健康に影響ない」などの適当発言を鑑みるに、全頭検査が行われていない産地の肉は本当に安全とは言えないのではないか…と思った。


しかし少し考えてみて気づいた。この記事を書いた人は、きっと原発から遠いところにいるのだと思う。

野菜の産地なんて気にしない、ペットボトルの水なんて買わない。
空間放射線値なんて気にしない。
家の中の放射線値を測って「窓際は高いから部屋の真ん中で寝よう」とかやっていない。
家の雨どいのところがピーって鳴らない。
子供の給食の産地なんてどうでもいい。

どんなに食材を気にしても気にしても気にしても空間から受ける放射線の値が高くて否応なしに被曝していくことがない。

だからそんなことが言えるのだろうと思った。うらやましいと思った。食べて応援、というのは、この場合執筆者にとって、原発の問題が「遠い場所で起こっている」「自分に関係のない」「かわいそうな」出来事なのだろう。平和太郎だと思った。




そしてこんな記事。

http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110728ddm013040137000c.html


秋山さん、原発難民になっていました。
記事の最後のところ、ワラ人形作りたいという話。笑ってしまった(笑えないんだが)。


わたしは何度、妄想の中で巨大なショベルカーを駆使して、福島原発東京湾まで運んだことか(東京の友達ごめんなさい)。
何度「ほかの原発だったらよかったのに」と思ったことか(ほかの原発周辺の友達ごめんなさい)。

妄想とは言え、誰かの不幸や不健康を願ってしまうのは気分が悪い。
ま、しかし、わたしがどれだけ妄想したところで彼らはふくいち周辺地域の人よりかは被ばくしないのだ。食材による内部被ばくは別として(みんな気をつけようね♪)

じゃんじゃん妄想しようじゃないか。ワラ人形作ろう。セシウム藁で(笑)。




半熟煮たまごを作った。午後は雷が鳴った。




ばんごはんは、レタスチャーハン。





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