あの庭の扉をあけたとき

あの庭の扉をあけたとき

佐野洋子さん。上のクウネルでの作家コーナーが佐野さんだった。佐野洋子さん、かっこいい。あ、佐野さんの本読みかけのまま引越などで途中になっていたこの本をもう一度読み始める。

簡単に言うと『トムは真夜中の庭で』的な話なのだがそれよりも「ようこ」と「おとうさん」の交流が心に残る一冊。散歩に出る父子の会話は何気なく、そっけなく、やさしい。親子で気になる家があって、その家があるおばあさんの家。おばあさんはバラなど草木の手入れをしている。「ようこ」と同じように強情な性格の持ち主。

思い出や記憶が、自分以外の誰かの中に残っていると思うと少し安心する。自分が死んでも、誰かの記憶の景色の中にいられるのは愉快だ。







ばんごはんは、豚こま生姜焼き、ごぼうのおみそしる。お風呂にゆっくり入る。




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