1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方 (光文社新書 525)

1秒もムダに生きない 時間の上手な使い方 (光文社新書 525)


おもしろかった。読みやすい文章でサクサク進む。たまに村上春樹さんのこととか出てきてちょっとおもしろい。

「時間術でお勧めの本を教えてください!」と本好き友人に聞いたところ勧められた本。よかったよかった。

いわゆる時間術というと「○○はするな、××しろ!」みたいな鉄拳イメージなのだが、これはちょっと俯瞰して「なぜ時間を節約するのか?」みたいな本だった。著者はお医者さんらしいのだが、「書類を作るためだけの誰も読まない書類仕事」みたいのを排除すべきだとか、空気読まないふりをして職場のなあなあをなくしたいとかそういうことを書いてらした。フムフム。お医者さんとか大学の先生に聴かせてあげたい。

あと他者の目を気にしない、とか。最近図書館でヒロイヨミしたこちらには、

整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣

整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣

「本は職場で受け取れ!」みたいな項目があった。なぜなら「あいつは本を読んでいる」という評判を立てることができるからだ。ただ本を読むのではなくそれをアピールしたらさらによい、みたいな話があった(斜め読みなので間違っていたらスミマセン)。


これはこれで正しい。以前わたしは職場に大量に図書館本を持ち込んでいた。とくにアピールする気はなかったが「最近おもしろい本ある?」とか「これ読んでみない?」「DVD貸そうか?」などと話題が増えた。人見知り人間の会話潤滑油になるし、おまけにいろいろ本を貸してもらえた。ラッキー。


こういう「他者の目」は必要だ。うまく使えば仕事をしているアピールにもなるだろう。だが上の岩田さんが言っている「他者の目を気にするな」というのは「やりたくもない仕事を他者の目を意識してやらざるをえない」みたいな状況を作らないということだと思う。

ま、なんていうか、時間の使い方を「無駄」ととらえるかどうかは自分が決めることだ。明日死ぬかもしれないし。しかしわたしは死なない。あと16年くらいは死なない。猫が死ぬまでは絶対に入院もしないし死なないことになっている。ので。



そうそう、携帯電話替えます。いまさらですが(笑)緊急地震速報入るやつに替えます。ツイッター見られてネットつなげて緊急時に自力で安全な場所に逃げられる情報を得ないとです。ガイガーカウンターついてる電話あればいいのになぁ。