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- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/07
- メディア: 単行本
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不治の病で床に就く息子、トキオ。その父親である男は、妻(トキオの母親)に「オレは昔トキオに会ったことがあるんだ。若いころな…」的なみょうちきりんなことを言い出す。息子は時空を超えて、若いころの父親に会いに行っていたのだー、というお話。
全体的におもしろかったが若干パンチが弱かった。タイムトラベルものはどうしても、卵が先かニワトリが先かというどうにもつじつまが合わないという問題が生じる。しかし、この物語においてはトラベルが主題なのではなく、「死ぬと分かっていても生まれてよかったか?」というところなんだろう。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/11/13
- メディア: 文庫
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自衛隊の最新ヘリコプターが何者かによって奪われた。無人ヘリコプターは高速増殖炉の上へ。犯人の要求は「日本全国の原発を停止すること」。犯人は、そして犯人の目的とは…。
東野作品の醍醐味であるフーダニットではなくワイダニットの小説。ある意味タイムリーな小説。
印象的だったのは、東京の主婦がデパートで買い物をしている場面。犯人の要求に応じて各地の原発が停止していく中、デパートは節電のためにエアコンを切る。買い物中で暑い主婦は「どうして遠くの事件のためにデパートが節電しなきゃならないの?」とのたまう。電気がどこで作られ、どこから運ばれてくるかなんてわたしも前は知りませんでした。しかし知らないってこわいな。
そういえば千葉をはじめとする水道水問題ってどうなっているんでしょうか。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120521/k10015272951000.html
怖いですねぇ。
こちらも図書館本、読了。