愛のむきだし [DVD]

愛のむきだし [DVD]



話題作をいまごろシリーズ!


幼いころに母を亡くし、神父である父と平穏に暮らす高校生のユウ。ある日カオリという女が現れていろいろあって(適当な説明でスミマセン)、父はユウに毎日懺悔を求めてくるようになる。父のために罪を作る毎日…。そんなこんななうちにユウは盗撮のカリスマになっていった!(適当な説明ですがだいたいこんな感じです)


ある日、女装し「姉御サソリ」となって(?)町を歩いていたユウは、薬師丸ひろこバリの美しさで(これはわたしの個人的感想)男どもをバッタバッタとなぎ倒す女子高生、ヨーコのパンチラ(?)と運命的な出会いを果たすのだったー-------------どうだーーーーーーー参ったかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

というお話。



(追記)内容・結末に触れるのでたたみます。






「なんだこの映画?」という感じが延々と続く。B級なおもしろさ(たとえば盗撮の練習をするところとかはコントのレベル)もあるがいろいろ考えさせられることも多かった。
価値観の逆転(カオリというみょうちきりんな女がユウにとっては邪魔なのだが、一方ヨーコにとっては大切な存在。また、後半にクローズアップされる新興宗教ゼロ協会は、ユウや世間にとっては憎むべき存在だが、神父をやめてカオリと夫婦になりたい父にとっては、のんびり暮らすにはうってつけの環境?家族団らんが実現する理想の場所となっている、など)はとくにおもしろいなぁと思った。

全体を通して感じたことは、「変態でも本気なら人を感動させられるし、妹を宗教から奪回させることができるんだ!すごいなぁ!」ということかしら…


満島ひかりちゃんが惜しげもなくパンチラを披露しています。パンチラ多すぎてなんだかチラでなくなってるし!ユウ役の西島君という青年はAAAのボーカルなのか…なんか彼もすごかった。「はい!罪を作りたいです!」と嬉々として悪さしようとするあの笑顔…しかしこの映画の背骨となっているのは神父役の渡部篤郎さんだ。盗撮を始めた息子の懺悔を聞いてちょっと引く表情がたまらなかったです。

無駄に長かったけど、まあ楽しめたのでよかった。みんなどんどん愛とかいろんな感情をむき出しにしていけばいいと思う。おもに下半身ネタでだんだん参ってくるけど、人間の半分は下半身なんだなぁ(?)文字通り(?)などと意味不明なことを書いて感想終わり。