桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)

桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)


鑑賞。おもしろかった。
内容に触れるので畳みます。




高校の中心的存在、桐島が部活辞めるというニュースが校内を駆け巡る。なぜ?どうして?桐島は部活をやめてしまうのか?彼女はなぜ何も知らないのか?親友はなぜ相談を受けていないのか?数々の波紋が生徒一人一人の胸の中に沸き起こり、いったいどうなるのだろうか…というお話。



桐島の彼女リサちゃんがかわいかった。「中学の時大学生と付き合っていた!」という噂を持つ女子。ぬかりない高校ビーナス感漂う!そしてリサちゃんの友達であることが自慢(のように見える)サナちゃんがこれまた嫌な子で泣ける。映画を見た人はだいたい蜘蛛の糸切れろと思ったのではなかろうか。しかし一歩引いて見ると非常にむなしい生き方。彼女自身もそのむなしさに気づいているのではないだろうか。

高校の中で「イケてるグループ」)(容姿や成績、運動神経に恵まれ恋愛充実!)と「イケてないグループ」(なんかぼやっとドンくさい雰囲気を漂わせていて恋愛はあんまり)が存在し、さらにその下に「いてもいなくても関係ないグループ」(ゾンビってそういうこと?)が存在する。陰湿なイジメは別にないけどグループを超えた何かをしようとすると制裁が加わるみないな?

「文化部」という響きの中にもいろいろを感じた。映画部がゾンビ映画撮ろうとするところがツボ。「ゾンビがおまえたちにとってリアルか?」と先生に聞かれ「ハイっ!」と即答!!!!!たのしー



全体として、「すべて語られていない」感がよかったと思う。あと神木隆之介君がけっこうよかった。橋本愛ちゃんって美人だなぁ。
本も読んでみようかと思った。あとヒロキ君を演じていた俳優さんがなかなかすばらしかった。