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マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと (特別編) [DVD]
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2009/10/02
- メディア: DVD
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ツタヤのレンタルで鑑賞。
公開当時、CMで見かけて気になっていた映画。
新聞社で働く若い夫婦がマイアミに移り住み、「ヨメが子供ほしいとか言い出したら面倒くさいから、犬でも飼っておけ!ヨメが世話するから!」と同僚に言われた夫が、妻に子犬をプレゼント。適当っぽいブリーダーさんから買ったレトリーバーの「セールわんこ」、マーリーとの日々。
内容に触れるのでたたみます。
マーリーはとにかく何でもかじる。
犬のしつけ教室でいきなり退学処分。
網戸を破壊、去勢手術に行く車の窓から謎の逃亡を図りえらいことになる。
庭のマンゴーを食べるからフンの色がおかしい。
新しく見に行った家のプールにいきなり飛び込む。
雷が鳴ると怖くて鳴く。
そして、家族が大好き。
夫役の俳優さんが若干適当なことを言いながらも、そこにちゃんと心があるんだろうなぁという雰囲気が出ていてよかった。
妻役はジェニファー・アニストン。
この女優さん、名前は知っていたけれどちゃんと出演作を見たのは初めてだった。なかなかチャーミングな方で人気の理由がわかった。
中盤、妻が育児の大変さで疲れて「その犬をどこかよそへやって!農場にでもくれてやって!」と半狂乱になる場面がある。
発言自体を取るとひどなぁ、と思ったが、それまでの流れを見ていて、彼女がマーリーのことを大好きなのをわかっているから、わかっているだけに現実味があった。
犬を手放すことは本質的な問題の解決にはならない。問題が起きたら、解決していけばいい。
「自分で決断したら、『苦しい』って言っちゃいけないの?」みたいなセリフもよかったと思う。自分で決断したことでも苦しいときは苦しいし、苦しいって言うと「でも自分でそう決めたんでしょ」って言われちゃう現実がズシンと来た。自分で歩いて病院に注射を打ちに来たからと言って、注射が痛くないわけではないのだ。
妻と三人の子、そして犬という大所帯を支えることになった夫が、有人に家族写真を見せながら「この写真でこの子が着ている服は…」と解説する場面がよかった。ビバ親バカ!ビバ家族バカ!ハッピーハッピーアメリカンファミリー!ラブ!という手放しの賞賛ではなくて、一枚の写真の中に大切な暮らしがあり、思いがあることがよく伝わってきた。
たしか、作家の小川洋子さんがこの映画についてエッセイの中で触れたことがありました。
たぶん
- 作者: 小川洋子
- 出版社/メーカー: 小学館
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- 作者: 小川洋子
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このあたり。動物の映画は最近あまり見ませんが、自分を重ねてしまい共感する部分は多いです。
いい映画でした。