白銀ジャック (実業之日本社文庫)

白銀ジャック (実業之日本社文庫)


図書館本。スキー場を舞台にしたサスペンス。

設定がこわい!と思った。スキー場に届けられた脅迫状には、現実にありそうな内容が…。模倣犯が出ないことを祈る。
犯人の要求を呑むしかないスキー場の親会社は、ボンボン身代金を用意する。そこで社員が抱く、「給料は全然あがらなくて、資金繰りが厳しいって上は言うけど、金はあるところにはあるんだな…」というところで虚しくなった。東野作品、こういうところがすごいと思う。