おおかみこどもの雨と雪(本編1枚+特典ディスクDVD1枚)

おおかみこどもの雨と雪(本編1枚+特典ディスクDVD1枚)


だいぶ前に観た。

一応畳みます。

観る前にあちこちでレビューを見かけていて、おもしろくないのかなぁと思っていたがおもしろかった。おもにわたしが見かけたレビューは、主人公・花ちゃんの母性?のあり方みたいなものだったのだけれど、わたしは母性よりも「なんか、秘密を隠している人の生きにくさと、でも実際暮らしていく中での摺合せ」みたいなところを考えながら見てしまった。

一緒に暮らす前に大学卒業しろよ!という突っ込みはさておき。自分たちの抱えている秘密(オオカミコドモだということ)は、周囲の人には内緒にしているけれど、周囲の人はそれなりに優しくしてくれる。ああ、それでいいんだ、と。そしてたった一人だけ、ほんとうのことをわかっている人(映画で言えばオオカミオトコにとっての花ちゃん、雪にとってのクラスメイトの男の子)がいれば、それで世界は安定するのだ。逆に言えば、ほんとうのことを皆にわかってもらうことは不可能なのだ、でも、それでいいのだ(バカボン?)!

そして子供って、10歳くらいでもう出来上がってしまうのかもしれないなぁと思った。可塑性はいつまであるにしても、「どう生きるか」っとか「何を守って生きるか」とか。

雪ちゃんが小さかった頃、家の中でお腹すいたと大騒ぎして、部屋の中を四足で駆け回っちゃう場面が好きだ。お腹すいたときのうちの猫みたいだった。アァ!獣のいる生活よ!


以下、うちの獣でお楽しみください