正義の話とオメンちゃんの殺生
水曜日、晴れ。そうじ(クイックルドライ、窓ふき)、洗濯。
帰り道川沿いを自転車で走っていたら河原にオメンちゃん(猫)発見。川から少しあがったところで休憩するカモの夫婦……
横目で見ながら通り過ぎる。カモ夫婦の運命やいかに。
夜ごはんを食べ終わり静かに洗い物をしていたら携帯電話にメール。シャチョーからで代打の仕事の紹介。一件はやれるのだが遠い仕事があり急遽電車を検索。終電でギリギリ帰れない可能性があるので断る。ザ・車社会。
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これからの「正義」の話をしよう――いまを生き延びるための哲学
- 作者: マイケル・サンデル,Michael J. Sandel,鬼澤忍
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/05/22
- メディア: 単行本
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図書館本。
ヨミカケ。
マイケル・サンデルさん。どうやらNHKなんかで放映されていたハーバードの授業が有名な人らしく。ずいぶん前に偶然テレビで見かけたことがあるけれどほとんど知らない人。ふと思い立って読んでみようと思った。
まだ半分くらいだがなかなかおもしろい(難しいところは理解できなくても突き進む)。
簡単に言えば「正義」に関していろいろな現代の問題をあげながら、過去の哲学者の考え方を紹介しつつ考察していくみたいな本。
たとえば、ハリケーンでズタズタになった街でガソリンやなんかの生活物資が値上げされる。ところがこういった便乗値上げは禁止されている。なぜいけないのか。なんとなく心情的にわかるが、法律でガッチガチに禁止されると違和感を感じるのはなぜか。
また、アメリカの金融危機。こういった危機(リーマンショックとか)があり大きな企業が公的資金を得ながら社員にボーナスを払うのはいかがなものか。しかし彼ら(会社側)は「自分たちは精一杯尽力したが暴落を止められなかった。なんだか大きな波に飲み込まれてしまった。だから我々に責任はない」みたいなことを言う。ふむ。しかしそれが真なら、かつての好景気時に企業がボロ儲けしたとして、それは彼らだけの力だったのか。なんだかよくわからない大きな波のせいだとしたら、その時期に得た会社の利益はいったい誰のものなのか。
あと代理出産の問題。代理出産は功利主義的な考え方で行くとオッケーっぽいけれど、ほんとうにオッケーなのか。代理出産を請け負う側と依頼する側はそもそも平等でない。請け負う側は莫大な報酬と引き換えに代理出産するわけだから。
などなど。
なかなかおもしろいでのす。
- 作者: マイケル・サンデル,Michael J. Sandel,鬼澤忍
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2012/05/16
- メディア: ハードカバー
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こんなのも出てるのね。
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- 作者: 林のり子
- 出版社/メーカー: アノニマスタジオ
- 発売日: 2010/11/01
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図書館本読了。
自由が丘のパテ屋さんの方が書いた本。最初非常に読みにくかったが内容は濃かった。いいなぁと思ったのは「土間の復活」。地域に共同で使える大きな土間的台所があったらなぁみたいなところ。現在の小さなご家庭用台所では大量の白菜を洗ったりできない(洗わないけど)。
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- 作者: 瀬戸口しおり
- 出版社/メーカー: アスペクト
- 発売日: 2011/10/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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図書館本。
これは非常によい。買いたい本リストに入れる。