もやっと

masubon2006-04-01

上京。
中目黒。お花見の人でごったがえしている。行きたいお店がイベントの準備のためしまっている。別の店で昼食。帰り際、店員さんとお話をし、古着屋さんの場所を教えてもらう。
その後学芸大学駅へ移動。好きな古本屋Rへ。おもしろそうな本がたくさん。店番の方と話す。以前、この店でかかっていた音楽について聞くと、CDを4枚ほど出してくれていろいろ聞かせてくれる。オー、カンドウ。アーティスト名をメモ。探している本の著者を言うと、棚を探してくれる。「これから芝居を見るので、帰りにまたきます」と言って一度去る。
観劇。非常におもしろい。受付の人に指輪をほめられる。
「それ、かえるですよね?」
「かえるです」
かえるの指輪、気に入ってるんですよ。ほめてくれ、もっとわたしを持ち上げてくれ。


もう一度Rへ。本はなかったらしいが、満足。


電車乗り継ぎ下北沢へ移動。南口に出たはずが北口。いきなり間違えている。行きたい店があったので地図を見ながら歩くが、いっこうにたどりつかない。迷う。あきらめ。途中で古本屋に入ってしまう。角田さんの対談、だれだ古本屋にうったやつ!ポール・オースターの本も・・・『鍵のかかった部屋』は読んだが持っていない。買いそうになるが汚れているのでやめる。藤野千夜さんの『夏の約束』『少年と少女のポルカ』、ハードカバー。うーん、ほしいが文庫で持ってる。片山恭一『満月の夜、モビィ・ディックが』文庫、250円。ハードカバーで持ってるよ。しかしこの本屋はいい本がそろっていた。値段はそれなりに高いが。
スターバックス。4歳くらいの子供がビニールのぼこぼこしたボールを持ってうろうろ。
「もや」「もや」とひとりごちている。
立ち去る頃になって、どうやら、「もやっとボール」だったことに気がつく。とりあえず手を振って見送る。