電車が動く間の待ち時間に読了。

アーモンド入りチョコレートのワルツ (角川文庫)

アーモンド入りチョコレートのワルツ (角川文庫)

おもしろかった。待ち時間に助かりました。森さん、ありがとう。いつか一緒にお酒をのみましょう(?)。3つの短編収録。いちばんはじめの「子供は眠る」がいちばんよかったと思う。夏休みのおわり、緊迫感。ほんとうのことを伝えられないもどかしさやほんとうを知ったときのずんとした心。
中学生くらいの登場人物のお話。解説で角田さんが言っていたように、森さんの小説のすてきなところは、なぜ?を追求せずひとをあたたかく受け止めてくれるところだと思う。読んでいてちょっと気恥ずかしいところもあったが。
雨の音が、森さんの小説に出てくるワルツに聞こえてくる。


ばんごはんは、夕方お茶漬け。これからビール。