犬のしっぽを撫でながら

犬のしっぽを撫でながら

小川洋子さんのエッセイ。数学のことについての文章がよかった。野球場に行ったとき、これだけたくさんの人が自分の席につけるのは数字のおかげ、というところが好き。新幹線の切符の番号を何度も確認してしまうところもよかった。子犬が迷い込んできたときの話もよかった。しかし、読み応えが少し足りなかったような気がする。
多くの小川作品について触れられているので、たくさん小説を読んでから読むとよいと思う。


図書館にて。