お前のハートにビート刻んでやろうか

某時代劇のおぎんは、ゲイシャになったり風呂につかったりこっそり密談を聞いたりと大活躍のようですが。


お昼におぎん(水筒)をあけようとしたら開かない。実は昨日も自分で開けられなくて、人に頼んだのだ。
「ばかばかしいお願いですみませんが、力強いですか。これ開けてください」
「ちゃんと唱えた?」
「は?」
「呪文だよ、呪文」
「はぁ」
「こうやってさ(もごもご)(手を水筒にかざし揺らす、念を送っているようだ)、はい、開いた」


たぶん、気圧とか地軸のずれとか浸透圧とかインサイダー取引とか、そういうのの影響で、水筒(おぎん)は開きにくくなるのだと思う。


正直に言おう。自分で開けることのできない水筒、こいつの出番は今後、あるのか?どうよ。握力鍛えろってことか?


電車、斜め前に座ったベージュの作業着おじさんが、右足でずっとビート刻んでいた。

いま聴いてる。