星の来る夜

きもちのよい朝。風がここちよい。いつもならMD聴きながら歩く道を静かに歩く。こういうのもたまにはいい。


帰り道、うしろを歩く親子(お母さんと四歳くらいの女の子)。
「おかあさんの、たんじょうびって、さんがつの、よる、だよね」
三月の夜?
その後、わたしはふたりにゆっくりと追い抜かれた。女の子は、車道をびゅんと走り行く車たちに向かって、必死で左手をあげていて、お母さんに何度も止められていた。タクシー、のしぐさ、やりたかったのかしら。


読了。