船泊まりまで

船泊まりまで

暗かった。そこそこおもしろかった。『世界の中心で〜』は、「どこがおもしろいの?」とさんざん言われましたが、わたしはそんなにひどい作品ではないと個人的に思っています。帯も、柴咲コウさんになる前、佐藤正午さんの言葉のころ買って読みました。
そう、その世界よりもずっとダークというか静かにおそろしくなっている。冷めた狂気というかなんというか。片山恭一さんの文章は、一昔前の小説を読んでいるようなのだ。
ラストの静かな風景、ずんとした。
パッヘルベルのカノン、という曲があります。バイオリンをかじったことのある人なら、ああ、って曲ですが、あの曲、旋律は美しいですが、聴いているとざわざわしてきます。同じメロディが追っかけてきて、どこを聴いていいのかわからなくなるのです。でも聴かずにはいられない。そんな小説。もう、わけわかんないや。


のだめ鑑賞。ブラームスの一番が出てきた!この曲、中学校のときの音楽の先生が貸してくれたCD。お経のような冒頭がたまらない。


ばんごはんは、雑炊(青梗菜、油揚げ、えのき)、納豆。胃袋は、平気か?なまけてないか?