白くまよ

商店街で大きな犬を見た。白くまみたいだ(以下、白くま)。
白くまは、お弁当を飼う飼い主さん(女性)の横で、ふんふんとはなをならしながらおとなしく待っている。わたしもつられてふんふんすると、お弁当屋さんからコロッケのにおいがしてくる。
通り過ぎていく人たちは、みな白くまに釘付けだ。ちょっとした子どもなら乗れそうである。いや、乗りたい。
飼い主さんはやがて弁当を買い終え、商店街を歩き出す。白くまは横を歩く。途中、店先で白くまの正面に飛び出してしまった20歳くらいの女の子がひゃっと声をあげる。それくらい大きい。
少しだけ、白くまのうしろを歩いてみた。できれば、ずっとついていきたかったけどやめた。ここまででじゅうぶん不審である。


ばんごはんは、キノコの辛い鍋、チジミ、あと肉じゃがみたいなあまい煮物。韓国料理屋で友人たちと。