手

「手」がよかった。
普通の、やややる気のない北浦和に住んでいるOL。彼女はおじさんが好き。おじさんとデートしたり。でも年の近い男の子とも付き合っている。彼にはほんとの恋人がいるのに。

自分がこういう恋愛をするか、と言えばしおないのだが、こういう恋愛のかたちをすとんと見せられ、「あ、これもいいな」と思った。主人公は、将来こうなりたいとかこういう恋愛の果てに結婚したいとか考えていない。
それがいいか悪いかは個人の考えだから、彼女に幸あれ、と思った。
ナオコーラさん、うまい。