一箱古本市の歩きかた (光文社新書)

一箱古本市の歩きかた (光文社新書)

おもしろかった。
本好きな方、必読。
全国各地で湧き上がったイベント、一箱古本市。発祥は谷根千のしのばずブックストリートだった。その発案者であるナンダロウさんが書いた本。

各地の古本市の詳しいレポート、非常によかった。各地でいろいろ雰囲気が違っていておもしろそうだった。一箱の開催に合わせて遠くまで旅行、なんてこともステキだ!(お金かかるけど)

そして、本周辺の人々が本業は何で何歳でどうして本のイベントにかかわったのか、のあたりが興味深かった。何年生まれか書いてあるひとが多いので、「お、この方は年下だった!」「え!この方は同い年!」などと年齢だけ見ているのも楽しい(?)

写真家のアラーキーさんが「広島の顔」などと全国の一般のひとのポートレイトを撮っていたり、クラフトエヴィング商会の『じつはわたくしこういうものです」みたいに、本関係の人々のポートレイトを撮ったりイラストにしたりして、下にプロフィール(もちろん好きな本は書いてもらう)を載せて本にまとめたらいいんじゃないかと思った。

そういう本を出してくれる出版社さんがいたら、わたしに連絡下さい(?)


そして、古本市に参加している方もいろいろいるんだなーと改めて思った。


第一章、しのばずの一箱に関する部分でとみきち屋さんのブログの引用があるのだが、ここに注目。ナンダロウさんのナイスな引用のおかげで、われら、もす文庫の名前が載った!!人気商品缶バッジの宣伝も。ナンダロウさん、とみきち屋風太郎さん、ありがとうございました。

一箱の良い部分だけでなく、ダークな側面も書かれていた。例えば、「一箱からはみ出している店主がいる」のを「批判する店主もいる」とか…

これはあれですね、もす文庫のことですね(笑)。
わたしはできれば、思ったことはアンケートに書いたりブログで発言したりしようと思っているので(ブログでの発言は、少々ずるいということは意識しているのだが)、意見の一部と思ってくだされば。



また一箱に参加できるだろうか。参加したいと思う。