ふくろう女の美容室

masubon2009-12-25

金曜日、晴れ。年賀状を書く。


美容室へ。昨日のうちに予約いれておいた。


初めて行くところだったので非常に緊張した。「どなたかからの紹介ですか?」と聞かれ、「いや、あの、建物が気になって」と答えたら「怪しいですもんね、この店」と返される。


こんな感じの長さで、と写真を見せて、「ん…、これはラクな髪型ですね」(手入れが)と言われる。完全に見抜かれている。

前に切ったのは半年くらい前にそろえたくらい、その前は一年くらい前、と言うとけっこうびっくりしていた。美容室、苦手なんですよ。


「こう、ワイルドというか、…野生的な毛先ですね。自由というか」と言われる。伸ばしっぱなしだったものですから。放任主義で。ええ、髪の毛に躾はしていないんです。塾にも通わせていないんですよ。裸足で校庭を駆け回る毛先で、困ったものです。


とまあいろいろ書いてますが、非常にいい美容室だった。なんだかここは、シャンプーもパーマもカラーもしない(ヘナというのはやっているらしい)美容室。シャンプーもお湯と酢のみ。
と言うといかにもエコで「けっ!」とこの日記を読んでいるひとの3人くらいが思ったかもしれないが、これがびっくりするほどよかった。


髪の毛を切ってもらっていながら、この美容室の居心地の良さはなんなんだろう、とふと思ったら、あの美容室独特のパーマ液と髪の毛が排水溝につまったにおいが全くしないのだ。


感動したのは、最初髪をお湯で流してもらうとき、膝にふわっとかけられた毛布がほんのり温いことだった。
?と思ったが、鏡の前に戻ったときに「湯たんぽよかったら膝に乗せていてください」と湯たんぽを渡された。これか。さっきのほかほかは。参りました。


雑談しながらシャンプーの仕方とかいろいろ髪の毛のことを教えてもらった。しかもそれが押し付けがましくない。
「うちはパーマやってませんが、もしやりたいときは別のいい美容室紹介しますよ」とおっしゃる始末。いやはや。

髪の毛をひととおり切ったあと、もう一度お湯で流してもらうときに、首に当てられたタオルからほんのりアロマオイルのにおいがした。ほんと、わかるかわからないかぐらいの。
こういうの家でやりたいわー
頭痛とかとれそう。


最終的に、イメージにかなり近い髪形にしてもらえたし、帰り際に「また気が向いたら来て下さい。一年後とかでもいいんで」と言われた。


これだけつらつらと書いてしまって若干反省しているが、パーマ液のにおいのしない美容室、いいわーと思った。もちろん、パーマかけるときはほかの店行くけど。