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- 作者: 吉村達也
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1992/11
- メディア: 単行本
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吉村さんによる、サラリーマンミステリー短編&サラリーマン時代のことについてのエッセイが交互に出てくる。
なんでもかんでも経費で落とす男、浮気が妻にばれた男、専務とトイレでなぜか毎回鉢合わせする男、…など。ヒヤっとくるエンディングに笑えてしまう。こわいんだけど。
サラリーマン小説、ほかにあるかしら…と振り返ってみたところ、
- 作者: 奥田英朗
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2002/10
- メディア: 単行本
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これを思い出した。カイシャで生きる男の姿がコミカルに描かれている短編集。
あと、だいぶカラーが違ってしまうけれど、
- 作者: 柴崎友香
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2005/04/14
- メディア: 単行本
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こちらは柴崎さんの、美大系OLさんのお話。とにかくずっとシュレッダーしているあたりがおもしろかった。かつてわたしも3時間ぐらいずっとシュレッダーしていたことがあったので。
さらにまたまたカラーが違ってくると、
- 作者: フジモトマサル
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/11/01
- メディア: 単行本
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こちらのうしろのほうには、女性ばかりの職場ではたらく男性、マガオくんのお話が載っている。はたらくって大変だなぁ。
おとといの金曜日、スーツを着なければならない機会があり、木曜の夜に段ボールから茶色いスーツを引っ張りだし、ハンガーにつるし、玄関の高いところにしまわれているしまむらで1500円くらいで買った黒いパンプスを出し、出かける前にシャツにアイロンをかけようとしたけれどアイロンがなくて普段開けない引き出しを開けなんだか紙袋の山の中に埋もれていたアイロンを発掘し、アイロンがけをしたのに逆にシワシワが明瞭になってしまったシャツを着て、ファンデーションを塗ったのに塗っていないのとあんまり印象が変わらないという、妙な労力を使ってしまった。ということで、世のスーツで働くひとすべてに敬意を払います。スーツ疲れる。スーツは戦闘服なのだ。