トクダネ

火曜日、雨のちくもり、晴れ。洗濯、部屋干し。



久々に原発ネタです。


朝、特ダネで子供の20ミリシーベルト問題を放送すると知り、テレビをつけるとちょうど始まりそうなところだった。急遽、知人に電話してテレビをつけてもらった。




(動画探したら見つかりました)



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写真家で医療ジャーナリストの伊藤さんという方の取材。
福島県二本松市で。公園の土の線量が非常に高いこと(公園中央にある滑り台の終点の土を測っていた。あそこは雨水がたまりやすいから非常に高くなる危険性があるのかしら、と個人的に思う)、福島県を回っている放射線リスクアドバイザーにへの取材、などなど。

廊下で部活動する中学生、それは校庭が国が決めた安全値(議事録なしに適当に決めちゃった値)で不安があるから。公園でこどもを遊ばせる母親、「下がってきたから」。






もっと突っ込んでほしかったが、全国区の大きな番組で扱われたのだから影響力があることを祈る。祈っていてもしかたないので、もっとやってほしいとフジテレビに電話してみた。ヒマだから。
お昼ごろまで電話はまったくつながらず、夜の6時にまたかけてみたらたつながった。



・20ミリで子供は危ないとの報道だったが、妊婦さんの危険も言ってほしかった。それに大人も危険な数値だ。放射線管理区域(原発とか)以上なのだから。
・20ミリシーベルトは、18歳未満は原発で働けないという法律に触れている。絶対におかしい。
いわき市の給食では福島県産をじゃんじゃん出している。20ミリには内部被ばくは含まれていない。その辺りも突っ込んでほしい。
・スーパーでは福島県産ばかりが売られている。
・ネット人口が少なく、テレビの情報は重要だからもっと報道してほしい


など要望を伝えてみました。今後も大きく取り上げてほしい。またやってくれるといいのだが。



さて、そんな中茨城で気になるニュースがありました。


http://www.tokyo-np.co.jp/article/ibaraki/20110510/CK2011051002000045.html

茨城の議員さんがあちこちの線量を測り、「高い」と言ったことに対する困惑、だそうです。困惑ってどうなんですかね。
おもしろいな、と思ったのは、この議員さんの日記で、測定値が0,48マイクロシーベルトという値が出て、「高い」と感じていることです。
つまり、「高い」んですよね。例えば福島市で今日は1.5マイクロシーベルトでした。(平常時では0、04マイクロシーベルトです)しかし、いちばん郄かったといわれている3月15日(火)の時点では、24マイクロシーベルトになっています。
24→1、5になったから下がった、という感覚がありますが、茨城の人にとっては0.5でも十分郄いのです。原発周辺地域では、ずいぶんと感覚が鈍ってきているのだなぁと改めて実感しました。

そしてもうひとつ思い出しました。ツイッターを使っている方で、#genpatsu で原発関連ニュースを追っている方は知っていると思います。子供の20ミリシーベルトに関して、ある議員さんがツイッター上で「政治が子どもの安全を損なうことをするわけない」と発言しました。それに対して批判的な意見がとびかっていました。

本来、国が決めたことというのは安全のはずだったのだなぁ。昔は。

それが完全に崩れた、と。
(そもそも、最近北朝鮮拉致問題とかやらなくなったし、もとから間違えていたのかもしれませんが)


議員さんの中にも、20ミリはまずいと思っている方がいるようですけど。



http://www.taro.org/2011/04/post-991.php


さて、話は戻ります。トクダネ!です。
やっと放映してくれた、という思いはありますが、遅すぎます。
4月の授業開始時期に大きな問題として取り上げていれば、この一か月、余計な放射線を浴びなくてよかった人がたくさんいるのですから。



書いたついでにもう少し。


以前、雑誌か新聞か何かで「戦争をとめる一番いい方法は、戦争で人が殺される映像を流すこと」という文章を見かけました。なるほどなぁ、でも流さないなぁ、と。



原発関連では、個人的な興味で警戒区域に置き去りにされたペット、家畜のニュースを追っています。いろいろな動物団体が入り、毎日餌やりや救出活動を行っています。
なるべく見ないようにしていたのですが、先日、うっかり悲惨な写真を見てしまいました。置き去りにされて、食べるものもなくなり、家の中から出られない複数の猫たちの間に起った悲劇の写真です。もうだいたい何が起きたかわかると思います。


当たり前ですが、想像はできても写真を見たときはそれなりにショックでした。その後、「避難先でこどもがいじめられる」等のニュースを見ると、「いじめたこどもに、あの写真を送りつけて、夜眠れなくしてやりたい」と思うようになりました。そして、ないと思いますが、ある日突然、避難しろとバスが来て、「猫はのせるな」と言われたら、こっそりリュックに入れて猫を連れて行こうと思いました。そして警戒区域の方には申し訳ないのですが、うちの猫が無事でよかった、と思ってしまいました。

暗黒日記ですみません。リンクはずしてください。




とってつけたようであれですが、うちの猫はかわいいですよ(だからどうした)