あしながおじさん (1966年) (旺文社文庫)

あしながおじさん (1966年) (旺文社文庫)

ジュディ・アボットが「わたしは美人ですわ!」と気づくところがよかった。自分の育ちに自信がなさすぎる彼女が、大学生活で自信をつけることで自分の美しさに気づく。自惚れでもなんでも、自分の姿に自信を持つ姿が初々しく素敵だと思った。一見すると、この物語は孤児のシンデレラ物語のように読めるのだが案外そうでもない。後半、完全にジュディのペースにジャービス坊ちゃまは振り回されている。完全にジュディの勝ち。
続編探そうっと。