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- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1998/11
- メディア: 単行本
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後半になって「電気ショックで記憶を消された」という女性のインタビューが出てきた。
強引な勧誘で入った人というのはこのインタビューの中には一人もいなかった。
あと、個人的に「はぁ、そういうことか」と納得できる部分があり、近所の宗教施設で行われている集会の謎が解けた(ような気がした)。
出家して俗世界から離れ瞑想や修行に励んでいて、「あ、ちょっとこれ違うな」というような自分のやりたいことと教団の方向性との間に違和感を感じても、それでも「俗にまみれて生きるよりは教団内にいるほうがマシ」と考える人がいて、そういうことか〜と思った。
ふと、先日見た映画『八日目の蝉』の宗教施設のシーンを思い出した。