わたしがかたりはじめた

二日酔いなし。
午後いちで掃除機をかける。月曜からしばらくばたばたするので、やっておかんと。
日曜に掃除機かけるのはあんまり好きじゃない。つじあやのの「カバーガール」を流し、熱唱しながらこなす。


雨の中買い物へ。駅の反対側のスーパーへ行く途中、古本屋が新しく出来ていることにきがつく。中を偵察。わりと新しい本がある。川上さんの『ニシノユキヒコ〜』、いつか購入しようと思っている。もう読んだのだが。
スーパーの雑誌コーナーで、おばあさんが映画雑誌を立ち読みしていた。ジョニー・デップの写真を見ながら、「でっぷ、でっぷ」とつぶやいていた。


鶏肉と長ねぎを八角で煮ながら、パソコンで作業。うまくすすまない。


電車で。三日かけて読了。

私が語りはじめた彼は

私が語りはじめた彼は

図書館本。三浦さんのを読むのははじめてです。最初はあんまりおもしろくなかったが、ついつい読んでしまった。結局のところおもしろかったのかもしれない。
まず、書き出しがすごい。中国の皇帝が、家臣と密通した姫を残虐にいたぶって殺し、家臣のほうはお咎めなし。順調に出世していくが、ある日皇帝の怒りに触れ、一族もろとも皆殺しにされてしまう。という語りだし。
小説の筋は、ある大学教授の男と彼の回りの女性や男性のはなし。「私」(これは章によって変わるが、大学教授は一度も語らない)が「彼」について語る。一人の男をめぐるコラージュになっている。それが、語りだしの中国皇帝の話とだぶってしまうのは私だけか?
「激しい感情は書物と同じだ。どれだけ厚くても、いつか終わりがやってくる」という文が印象的だった。


ばんごはんは、とりねぎでした。