迷う

masubon2006-02-04

上京。西荻窪・阿佐ヶ谷散歩。
西荻窪。駅前で自分のメモしてきた地図と駅前の地図を見比べてうんうんうなっていたらおまわりさんが隣に来て「どこ行くのかな?」と聞いてくれた。丁寧に教えてもらえた。ダメオーラが出ていたようだ。

おいしいベーグルのお店に行く。満員で外で待つ。おしりがしもやけになってしまいそう。ようやく呼ばれる。すばらしくおいしいベーグルだった。


古本屋めぐり。児童書の充実した本屋がよかった。松谷みよこさんの本をまとめて買いそうになる。結局米原万里さんのエッセイを買い満足して忘れてしまう。ついでに穂村さんの本も買い忘れた。その後何件か歩く。ふるっぽい店で『世界の終りと〜』の文庫で、見たことのない表紙の本を見つける。上だけ。下もあったら買う、と思い店主に「ここ少し探していいですか」と本のカオスを指差すと「さわんないでください」と叱られる。泣く。

道に迷う。


道に迷う。地図があるのに迷う。


目当ての喫茶店にたどりつく。相席でコーヒーを飲む。近くの人の会話がおもしろくて本が読めない。


阿佐ヶ谷に移動。もう夕方。めあての古本屋へ。道に迷う。くじけそうになったとき、ようやく見つかる。すばらしい本屋。なんかすてきな音楽がかかっている。探していたクウネルのバックナンバー発見。ほぅ!すごい。こんな本をどうやってそろえたんだろう。稲垣足穂の本を買いそうになる。いればいるだけ本を買ってしまいそうになり、はやめに店を出る。3冊買う。店の人と話す。「どこから来たのですか?」と聞かれ答えると「はるばる遠くから…」とねぎらいの言葉をかけてもらう。パールセンター街に入ってもう一軒古本屋へ。ここもけっこうおもしろい。またくるぜ阿佐ヶ谷、待ってろよ。


ちなみに、大学生の頃まで、わたしの中では東京=阿佐ヶ谷 阿佐ヶ谷=東京でした。伯母が住んでるから、そこにしか行ったことがなかった。


帰り、電車が止まる。


乗り継ぎの電車が来ない。


ばんごはんは、塩豚と野菜のみそスープ(きのうの残り)でした。