お引っ越し

masubon2006-02-05

晴れ。午前中アジアンタムの鉢代えを決行。ほんとうはこんな真冬にやってはいけません。
もっと暖かい時期にやるべきこと。でもいろいろ事情があり、死んでしまいそうなのでいちかばちか。もう3年くらい育てているのでなんとしても元気になってほしい。土に虫がついてしまって壊滅的なダメージなのです。鉢も新しいのに代える。まじないをかけながら根っこから土を丁寧に取り除きお引っ越し。新居でがんばってほしい。いまのとこ元気。


午後からオケの練習。なんかvlaメンバーが来ない。やばい、という予感。合奏が始まるのにうちのパートだけ3人しかいない。
「こっち、一番前で弾いて」
光の速さで首をふる。周囲の人間がばたばたと倒れていく(イメージ)。抵抗むなしく、泣きながら一番前に座って弾く。もう全然だめ。途中、もうひとり遅れてくる。すぐうしろに引っ込み体がちじむ。だがこれでも四人。音量が足りない。弾けないなりにがんばって弾く。弾きながらいしいしんじさんのトークショーのことを思い出す。
というのは、今やっているラフマニノフ2番。はじめあまり好きではなくて、いやなところばかり耳についていたのですが、最近ようやく好きになりはじめました。半年ほどぼつぼつ練習して、「ああ、ここはこういうふうに音が重なるんだ」と感じ取れるようになった(音程はおそろしく悪いのだが)。指揮者の動きやコンサートマスターの動きも見えてくるようになった。
それが、いしいさんのお話のなかに出てきた、漁師さんが長い漁に本を持っていく話と重なったのだった。ふうむ。これだけではなんのことだかさっぱり通じないと思うのですが、かんべん。

本屋さんで『世界の終りと〜』文庫の表紙を確認する。ああ、やっぱり昨日見たやつとちがう。くやまれる。


ばんごはんは、豚こましょうが焼き(高山なおみさんのレシピ。にんにくなしで。ナンプラー味でおいしい)、キャベツの千切り。長ねぎとみょうがのおみそ汁でした。