まちびと、まちばり

masubon2006-04-21

いい朝だ。苔玉がよく水を吸っている。


夕方、といっても5時ごろでもずいぶん明るくなって夕方という気がしない。クリーニング屋から引き取り催促の電話がきのう来たので(といっても二日しか過ぎていない)歩いて取りに行く。
電車で、変なうでわをしている女の子を見た。20歳くらいのおしゃれな子。時計の位置に丸いボールみたいなのがぼんとついている。ボールにはぼこぼこと色とりどりの模様。よく見たらまち針だった。
まち針?
彼女は電車のなかで針仕事をしているのだ。適度に混んだ車内で、彼女の隣の席の人はゆったりと眠っていた。わたしなら眠れない。編み物はなんかオッケイな気がするが、針はどうかしら。ちょっとあぶないよと思いながら観察。
みどりっぽいチェックの布に、ちくちくと針を運んでいる。お縫い子が主人公の小説を思い出す。彼女もお縫い子なのかしら。
彼女の右手で、針山がゆらゆらしている。


ばんごはんは、鶏肉と野菜のたまご雑炊(もやし、長ねぎ)。