あしながおじさん (旺文社文庫 570-1)

あしながおじさん (旺文社文庫 570-1)

はっきり言って非常におもしろかった。こんなにおもしろく読み返せるとは…
オチを知っているからこそのおもしろさ、そして大学生活を送るジュディ・アボットの年齢を過ぎたからこそのおもしろさがあった。

わたしがいちばん気に入ったのは、農場にはじめて行ったときのジュディの手紙。変なイラストと文章にユーモアが効いている。

そしてジュディの親友、サリーについては、ジュディが彼女を大好きでとってもナイスガールだということは分かるのだが、詳細はあまり書かれていなかった。わたしの記憶ではもっと彼女はリアルな存在だった。
おそらく、アニメの印象と混じってしまったのだろう。アニメ、「わたしのあしながおじさん」では、ラストもだいぶ違っていたし。

こうなると、まだ未読の続編も読みたいな。

あしながおじさん〈続〉 (1959年) (角川文庫)

あしながおじさん〈続〉 (1959年) (角川文庫)

調べたら、旺文社文庫の中村佐喜子さん訳は出ていないのか?
同じ訳者で読みたいのだが…
無念…
どうしよう。村岡さんの訳で探そうかしら。