お礼

12/7締切の、動物のためのパブコメ送ってくださったみなさま、ありがとうございました!



夏のパブコメの威力で、来年6月から夜八時以降の動物の展示販売が禁止になります。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111205-OYT1T00702.htm


こちらの記事を読むと、『男性店員は「犬やネコは明るくても寝られる。なぜ夜の販売がいけないのかわからない」と話した』とあります。

人間も明るくたって眠れます。
授業中寝まくった方ならよくわかると思います。


しかし、動物を飼ったことのある方ならわかりませんか?

実家で飼っていた犬は、人間の目に隠れて眠ることを好みました。
うちの猫は、狭いところ、暗いところを探して眠ることが多いです。

猫を家に迎えるとき、本などでいろいろ情報を調べましたが、午前中に引き取りにいったほうがいいそうです。なぜかというと、夜になる前に自分の新しいすみかを探検して、「安全そうだ」と認識してもらったほうが、猫にとって負担が少ないからです。そして寝床は人の目から姿を隠せるような、かげになる場所がいいというアドバイスもありました。そのほうが落ち着いて眠れるからです。

そういうことを知っている人間なら「明るくても寝られるからオッケー牧場」的なことは言わないだろうし、ましてや動物を販売するプロ(プロじゃないんでしょうね)が本当にそう思っているなら疑問です。っていうか問題外です。


また、同じくこの記事には「仕事が遅くなることが多いので、夜しか見に来られない」という客側の意見も載っています。わたしは夜働いていたことがあるので、生活時間帯がずれている不便さ(たとえば帰りにコンビニに寄ってもサラダは全部売り切れている、巨大な牛丼しか売っていない、夜中に友達に電話できない、朝のゴミ出しが無理だって眠りが一番深い時間帯、休日の早朝に来る宗教勧誘の二人組を葬りたい、その他もろもろ)はわかります。夜中まで働いていても、本気でペットを飼いたい方はいるでしょう。

しかし、休みの日に見に行けばいいんじゃないでしょうか。仕事帰りでなくても。
動物を飼うとしたら、それは一緒に生活し、その動物が死んで骨になるまで見届けなければなりません。結婚相手を選ぶのと同様に、きっちり見極めて飼わないとえらいことになります。「明日子犬を家に迎えるので有休使います」ぐらいの世界であってもいいと思います。どうせみんな有休使えていないんだし。


現在、行政側で行われている動物の譲渡会、譲渡に伴う講習会なんかは、平日に行われていたりなどすべての人の実情に合っているわけではありません。こういった風潮も、今後変わっていけばいいのにと思います。


ちょっと話が見えにくくなってきました。ともあれ、動物は別に人間のためにかわいくしているわけではないんです。


ということで、夏のパブコメで、確実に何かが変わりました。夜の展示販売禁止に伴い、酔っ払いにガラスをドンドン叩かれる犬や猫が確実に減ります。そんな感じで、今回のパブコメでも何かが変わります。


ありがとうございました。

masubon